口腔感染学講座、歯学博士が語る鼻呼吸と口腔ケアの重要性
朝日大学歯学部 口腔感染医療学講座 微生物学分野 元講師の院長五十嵐一が、「鼻呼吸と口腔ケアの重要性」についてご説明いたします。
マスクの着用と鼻呼吸の重要性
私自身、マスク使用時には鼻呼吸をする事で、30年間インフルエンザ等にはなりませんでした。
定期的な口腔内の洗浄・清掃
定期的に口腔内の洗浄・清掃を衛生士、歯科医にしてもらうことでインフルエンザにはなりませんでした。
口腔保健協会によると、高齢者に口腔ケアを指導をしたところ、インフルエンザの罹患率が10分の1に抑えれる、という記事も出ております。
マスクをしたら注意すること
●人は1時間に23回顔を触ると言われています。マスクをしたら顔を触らないこと。
●マスクを外したら、鼻の周囲をウェットティッシュで拭き取り、除菌する。
●マスクをしている時は鼻呼吸すること。口呼吸はいけません。鼻の中は、一定の湿気があり、空気はそこで上顎洞(頬骨の中の空洞)で、いったん綺麗になり、肺に入る。これでウィルスが咽頭に直接入ることを防ぐ。鼻の中には小さな毛があり、ここにウィルスが引っかかる。鼻呼吸する事で、免疫力はアップされる。
●手洗い、顔を石鹸で洗う。ウィルスが体の中に入る時には、スパイクという手を持っている。石鹸でウィルスの表面を破壊する事が出来る。