プロセラ・オールセラムシステム
プロセラ・オールセラムシステムとは
黄ばみ・黒ずみや歯ぐきとの間の黒い線に
歯が黄ばんできた方やスポーツなどで衝撃を受けて前歯全体が黒ずんでしまった人、さし歯をしていて歯茎との境目に黒い線ができてしまった人など、前歯の変色に悩む人は多いでしょう。
変色した歯を白くするには歯科用漂白剤を塗布して変色を脱色するブリーチングがよく知られていますが、それでは対応できないものもあります。
プロセラ・オールセラムシステムは透明感ある天然歯のような自然な輝きを取り戻せる技術で、2つのモデルがあります。
■ プロセラ・オールセラム クラウン
■ プロセラ・オールセラム ラミネート
強度に優れ透明感のある美しい色あい
歯科用セラミックの原料であるアルミナは、高熱処理をする過程できわめて緻密な焼結アルミナ材となります。より強度を高めるためにはできる限りアルミナの含有量を高めることが必要ですが、プロセラ・オールセラムは特殊なCAD/CAM技術によ99.5%以上の含有量を実現しました。
また同時にアルミナのコア部分はトランスルーセントと呼ばれる半透明の性質をもつため、ほとんど天然歯と変わらない生き生きとした色合いが生まれます。優れた強度と理想的な光の透過性がプロセラ・オールセラムの特長といえます。
CAD/CAMによる製作
プロセラ・オールセラムは、CAD/CAMという技術で製作されます。 これは「Computer Aided Design and Computer Aided Manufacturing」の略で、コンピュータ支援による設計とコンピュータ支援による製作を行うシステムのことで、CTスキャンデータから、3D画像を作成、それをもとにコンピュータ制御の機械を使って人工歯を製作します。
CAD/CAMシステムでは製作される人工歯は誤差もほとんどなく、理想的なフィット感にすぐれています。現在、プロセラ・オールセラムはすべてこのシステムを使って製作しています。
審美歯科で取り扱っている治療とメリット・デメリット
審美歯科治療は歯の本来の噛む機能を取り戻すと同時に、歯や口元の審美面に重点を置いた治療法です。また、それと同時に、質の良い材料を用いることで、歯や体に優しい治療、つまり健康的に治療を行うことができるという点でも非常に優れた治療法です。審美歯科治療で取り扱っている治療の種類とそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
歯のホワイトニング
- 歯を削らずに白くできるので健康的
- 歯科医院専用のホワイトニング剤を使うので効果が高い
- 保険がきかない
- 人によっては施術時や施術後に歯が一時的にしみることがある
- 神経のない歯や被せ物、詰め物は白くできない
ラミネートベニア
- ホワイトニングで効果が出ない重度の変色でも白くすることができる
- 矯正治療をせずにすきっ歯を治すことができる
- セラミックなので歯や歯茎に優しい
- 保険がきかない
- 歯の表面を少し削る必要がある
セラミック治療
- 天然歯のような見た目を再現できる
- 年数が経っても変色しない
- プラークがつきにくいので、歯や歯茎に優しい
- 歯や歯茎を黒く変色させない
- オールセラミック(金属を使用しないセラミック)の場合、金属アレルギーのリスクがない
- 保険がきかない
- セラミックの詰め物、被せ物の強度を持たせるために、歯を少し多めに削る必要がある
- フレームに金属を使用する場合には金属アレルギーのリスクがある(ただし保険の材料に比べるとリスクは低い)