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歯科コラム

インプラント治療中の「仮歯」って?仮歯の重要性と役割について

インプラント治療の中で、土台であるインプラント体を埋入した後しばらく「仮歯」の期間があります。

食事の際に噛みにくかったり、取れてしまったりと、「なぜすぐに人工歯を被せないの?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。今回、仮歯の役割やなぜ必要であるのかを詳しくご紹介します。

インプラント治療における「仮歯」とは

インプラント治療における「仮歯」とは

インプラント治療では、人工歯の上部構造を支えるために、歯根の代わりとなる土台を埋入する手術から始まります。歯ぐきを切開し、顎の骨に穴を開けてインプラントを埋入します。傷が治ったり、インプラント体が顎の骨や周辺組織としっかり結合するためには、数カ月かかることがほとんどです。この間に歯が無い状態で放置することは、さまざまなデメリットにつながるため、歯の機能の代用として入れておく必要があります。

インプラント治療における「仮歯」の役割

●歯並びの歪みを抑え、見た目も回復

仮歯を入れることで咀嚼力を回復し審美的にも修復されます。咬合力は、歯を通して発揮されます。咀嚼筋は、他の筋肉の様に収縮と伸長により成り立っているのではなく、歯の存在を感じ、収縮のみで咬合力が活動します。このため仮歯が必要です。

●細菌などから患部を保護する「蓋」の役割

口内には約1000億~6000億の常在菌が生息しているとされており、これらには虫歯や歯周病の原因になる細菌も含まれています。インプラント体が安定する前に細菌感染を起こしてしまうと、炎症を起こしてインプラント体の結合を阻害する因子になってしまうこともあります。

また、歯はお口の中で食事をしたり会話をしたり日常よく動かす場所です。噛む時にかかる咬合圧や、飲食物による温冷などのさまざまな刺激が、直接インプラント体にかかることでインプラント体やその周辺組織に大きな負担をかけることになるため、仮歯は蓋の役割をして保護してくれるのです。

「仮歯」をいれる期間

基本的に、インプラントはインプラント体を埋入してから3~6ヶ月は上部構造(人工歯)を装着することができません。仮歯の期間はインプラント体がしっかりと骨や周辺組織と結合したと確認できるまでの間ですから、患者のお口の健康状態や治療法によっても異なります。仮歯で様子を見る期間は、インプラント体を埋入した際の骨量や骨密度、インプラント体の本数、埋入時の初期固定の時点での強さ等が大きく関わっているのです。

詳しい目安の期間についてはかかりつけ歯科医に確認してみましょう。また、場合によっては、顎の骨の状態が良く、埋入したインプラント体が骨にしっかり固定できていれば、埋入手術当日に仮歯を装着することができる施術法もあります。

仮歯の強度は?インプラント手術後の注意

仮歯は最終的に上部構造が装着されるまで入れておく仮のものです。インプラント体埋入手術後は、定期的に来院し、インプラントの安定度や周辺組織などを確認するため、仮歯でないと外せないからという意味もあります。だからこそ、注意しないと何かのはずみで取れたり破損したりすることになってしまいます。仮歯の期間はどのようなことに注意しなければならないのでしょうか?

仮歯での食事の注意点

●食事で患部に刺激を与えないようにする

仮歯は治療中に修正もしやすいように、レジンの材料でできています。強度は最終的に入れる上部構造ほどありませんので、気にせず硬いものを噛んでしまうと割れたり欠けてしまったりする可能性があるため注意が必要です。あまり硬いものを食することは避けましょう。

●食べ物の性質で気を付けるべきもの

インプラント手術後の2〜3日程度は、ヨーグルトやスープなどなるべく噛まずに食べることのできるものを食べるのがおすすめ。また、仮歯は後に外すことを想定していることもあり、強度は弱めのセメントで合着しています。キャラメルやソフトキャンディ、ガムなどの粘着力の強いものを食べた拍子に取れてしまうこともあります。またその際に破損したり誤飲してしまったりする危険性もあるため注意が必要です。

●歯ブラシの使い方に気を付ける

仮歯は長期間使うことを想定していません。あくまでも上部構造を装着するまでの「つなぎ」だということを意識しておきましょう。歯ブラシでゴシゴシ強く磨くと外れてしまったり、傷の原因になってしまいます。

また、インプラント体埋入後は歯科医院で定期的におこなう状態の確認をおろそかにしたり、通院しないまま長期間経過すると、計画通りに治療が進まなかったり、上部構造が適合しなくなってしまったりといった不具合を起こす要因にもなりかねません。

インプラント治療の仮歯がとれてしまうことってあるの?

仮歯といえど、基本的によほどでないと取れることはありません。ですが、場合によってはさまざまな悪条件が重なることや不慮の外力によって外れる可能性もあります。

もしもインプラントの仮歯が外れてしまい、そのまま長い期間放っておくとさまざまな悪影響が考えられます。細菌感染やインプラント体の結合を阻害したり、歯並びや見た目を悪くしてしまうことになりかねません。できればその日に、難しい場合でもできるだけ早く歯科医院を受診していただきたいと思います。インプラントは特殊な器具を使用したり、インプラントのメーカーによって使用する道具も違うため、受診の際にはインプラント手術を受けた歯科医院でないと対応できませんので注意しましょう。

早くて1日で仮歯が入れられるオールオンフォー

全ての歯を失った際におこなう、インプラントの技術を駆使した修復方法の「オールオンフォー」という画期的な治療があります。これは「即時負荷インプラント」という方法で、インプラント治療の中でも、インプラントの外科手術を行ったその日に仮歯も入れる方法のひとつです。

オールオンフォーとは

オールオンフォー

オールオンフォーはすべての歯を失った場合に、入れ歯のように連結された1体の装置を最小限4本のインプラントで固定する治療法です。本来歯が1本も無い場合は10本程度のインプラント体を埋め込むことになりますが、この方法であれば4~6本のインプラントで最大12本分の歯を再現した装置を支えることが可能なのです。

そして、オールオンフォー最大の魅力が、インプラント体を埋入したその日に仮歯が入るため、見た目やある程度のお口の機能を取り戻す事ができます。患者の体調やお口の状態にもよりますが、当日抜歯が必要な残存歯があった場合でも、その日に仮歯が入ります。

即時荷重インプラントとは

一般的なインプラント治療は埋入後に人工歯を装着するまでに3~6ヶ月の期間を置いていました。しかし近年、インプラントの材料の品質向上や歯科で使用されるCTなどの精密機械の性能がアップしたことで、お口の健康状態や体調によっては埋入手術後に人工歯を装着するところまで行える方法として「即時負荷インプラント」が開発されてきました。複数歯を喪失している方におすすめの「オールオンフォー」もこの即時負荷インプラントのひとつです。

まとめ

インプラント治療における「仮歯」とは、インプラント治療を成功させるためにとても重要で必要な期間をつなぐ装置です。

虫歯治療の仮歯などよりもしっかりとした構造ですが、あくまでも「後からはずすもの」ですから、外れたり壊れたりすることもあります。まずはそうならないように歯科医院からの注意事項をしっかり守ることも大切ですが、もしも不具合が起こったらすぐに歯科医院に相談するようにしましょう。

五十嵐歯科医院ではオールオン4に特化した治療を行っています。インプラント治療の専門医が患者様に合わせた治療を行います。インプラントやオールオン4のご相談なら五十嵐歯科医院へ。

 

免疫力を上げるためには口腔ケアが必要です
ウイルス対策、滅菌体制に関して

当歯科医院は、患者様一人一人に対して、全ての器具を滅菌しています。手袋など、手用器具も、全て患者様ごとに廃棄しています。院内では、施術場所に、空気洗浄機が備えてあり室内空調を管理しています。インフルエンザウイルスの防備に最善を尽くしております。

また、体調管理の為、インプラント 抜歯時や、歯科治療時に、歯科麻酔医が、モニターで、血圧、心電図などを把握して、点滴を行い痛みの軽減、施術部位の腫れを必要最小限に抑える歯科医療を行なっております。

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