審美的メリットが得られ、咀嚼機能を取り戻せるインプラントですが、骨の量が十分でなければ手術を受けることが出来ませんでした。
しかしながら、オールオン4という方法であれば、骨の量が少なくてもインプラントが入りますし、その他にもいくつかのメリットが挙げられます。オールオン4とは具体的に、どのうような内容なのでしょうか。
オールオン4とは?
オールオン4とは、その名の通り、4本のインプラントを埋め込むことで、上下の歯を支えることが出来る手法のことです。十分に骨が残っている箇所を選び、バランス良く4本のインプラントを埋め込むため、安定感が得られ、骨の量に心配がある方も受けることが出来る治療として、注目を集めています。
オールオン4のメリットとは?
オールオン4のメリットとしてはやはり、インプラントの数を最小限に抑えることが出来る点です。それに伴い、施術回数や施術期間の短縮、そして治療費の軽減にもつながるため、身体的にも経済的にも負担が少なくて済みます。また、治療を受けたその日のうちに、仮の歯を装着するため、噛める喜び、クリアな発声、審美性といった様々な恩恵をすぐに得られることも大きな利点と言えます。
どんな人に適している?
オールオン4は、総入れ歯の人や、骨量が少ない人に特に適している治療法です。まず、総入れ歯の人が従来のインプラントを受けるとなると、場合によっては、10本以上のインプラントを埋め込む必要があり、手術の回数や費用面で、大きな負担となっていました。
しかし、オールオン4を適用すれば、それらを大幅に抑えることが可能です。また、オールオン4は骨量が少ない方にとっても非常にありがたい方法です。従来のインプラントでは、あごの骨の量が少ない場合、インプラントを固定させることができず、骨の移植などの大掛かりな施術が必要でした。このデメリットについてもオールオン4であれば、骨の量が多い箇所に埋め込むことによって、解消することができます。
オールオン4の注意点とは?
オールオン4は、全ての歯医者で受けられる技術ではありません。オールオン4専用のインプラントを取り扱っている歯科医院が少ないことや、高度な技術が必要とされる治療法であることがその理由です。また、どんな患者でも適用可能というわけではなく、口の中や体の状態によっては、オールオン4が向かないケースもあるため、事前に歯科医師に相談するようにしましょう。