オールオン4は、歯を失ったあごの骨に対して、上下それぞれ4本〜6本のインプラントを埋め込み、そこに仮歯をたてて噛めるようにするインプラント治療法です。
この説明だけ聞くと、大掛かりな治療をイメージしてしまい、それだけで怖気付いてしまう、という人も多いのではないでしょうか。
ですが、実際には、治療のステップは前もって入念な計画、準備がなされた上でスムーズにとり行なわれます。
今回は、オールオン4治療の治療ステップについてご紹介していきます。
オールオン4手術の前準備
レントゲン撮影、CT撮影などの各種精密検査を元に治療計画の立案を行い、患者様の同意が得られたら、手術の準備に入っていきます。
手術を行う前に、手術後にすぐに入れるための仮歯の型取りなどをしておきます。
オールオン手術
1.麻酔
オールオン4のインプラントを埋め込む部分の歯茎に麻酔をします。この麻酔は、虫歯治療で歯を削る時や、抜歯の際に行うものと同じ局所麻酔です。
オールオン4の手術というと、たいそうなものに思われるかもしれませんが、この麻酔だけでも問題なく手術を行うことが可能です。
ですが、不安感や恐怖感の強い方、基礎疾患をお持ちの方などに対しては、不安な気持ちを和らげる効果のあるリラックス麻酔(静脈内鎮静法)を行うことも可能ですので、ご相談ください。
2.インプラントの埋め込み
麻酔が効いたのを確認して、インプラントの埋め込みを行います。抜歯が必要な歯が残っている場合、この際に抜歯も行います。もちろん、麻酔がきちんと効いている状態で行い、痛みを感じることはほとんどありませんのでご安心ください。
3.縫合
切り開いた歯茎を、きれいに縫い合わせます。この際も、麻酔はまだじっくりと効いていますので、痛みを感じることはありません。
手術後には、麻酔が切れると痛みが出てきますが、痛みが出る前に痛み止めを服用していただくことで、通常は痛みのコントロールが可能です。
仮歯装着
やわらかいものであれば、その日のうちからお食事を摂っていただくことも可能です。
最終的な装置の装着
五十嵐歯科医院ではこれまでに多くのオールオン4治療を行っておりますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。