オールオン4は、歯が少ない方や総入れ歯の人が利用できるインプラント治療です。
実際に歯がない、少ないことで見た目が低下する恐れがあります。また、総入れ歯や歯の本数が少ないと噛むことが難しいので、食事を楽しむことができない方もいます。
そのため、これからオールオン4を利用したい人や、既にインプラント体をお口の中に入れる手術を受けた人もいるでしょう。せっかく利用するのであれば、オールオン4を長持ちさせたいですよね。今回は、寿命を長持ちさせるオールオン4のメンテナンス方法を紹介させていただきます。
オールオン4を長持ちさせるために歯周病予防は必要
基本的なお口のケアとしては歯ブラシです。歯ブラシをすることで歯垢を取り除くことができ、細菌感染を軽減することができます。また、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシを使用することで更に細菌感染が起こりづらい状態を作ることができます。
セルフケアだけでは歯周病を防ぐことは難しいです。丁寧に歯ブラシや歯間ブラシをしても磨き残しなどが発生する恐れがあるからです。そのため、定期的に歯医者に行くことをおすすめします。歯医者を利用することで歯石も取り除くことができます。また、歯ブラシの仕方も丁寧にしてもらえます。
咬合調節をして長持ちを目指す
また、噛み合わせが悪いと歯周病や虫歯の原因にもなり得ます。歯周病になると口臭が強くなったり、歯茎の環境が悪くなったりします。また、虫歯になれば歯の神経を抜かざるを得なくなる可能性もあります。
インプラントも同様に、噛み合わせが悪いと抜け落ちる危険性が高くなるので、咬合調節をすることはオールオン4を長持ちさせるために必要なメンテナンス方法です。一般的に咬合調節をする時は歯医者を利用します。もし、均等に噛みしめることができないなど、噛み合わせに悩みがある方は歯医者の利用をおすすめします。
極端な噛み癖を治す
天然歯の人と同様に、インプラントの方も歯ぎしりに注意を図ることで抜け落ちる危険性を少なくし、寿命を長持ちさせられる可能性があります。歯ぎしりは寝ている時など、無意識にしている人が多いので、対策に困る方もいますが、セルフケアをすれば予防ができます。対策はできるだけ起きている時に歯ぎしりをしないことや、マッサージで筋肉の緊張状態をほぐすことです。
噛み締めも見直す必要があります。何かに集中している時やストレスなどを感じる時に、歯をグッと噛み締めている状態が続くと歯に負担をかけます。噛み締めは日頃から細心の注意を払うことで、対策ができます。
お口だけでなくお体のメンテナンスも必要
血流が悪い人は歯茎にも大きな影響を与えます。生活習慣が悪いと血流の健康状態が悪化します。例えば、喫煙です。喫煙をすることで有害物質を体内に吸収し、血流悪化を招きます。また、喫煙による身体への影響は血流に限ったことではありません。例えば癌のリスクが高くなったり、受動喫煙により周囲の健康も害したりする可能性があります。もし、喫煙をしている方でオールオン4を利用したい人は、まずは歯医者さんに相談して禁煙をスタートさせてください。
生活習慣病が血流に悪影響を及ぼし、オールオン4の寿命を短くする可能性があります。例えば、糖尿病などです。生活習慣を見直すことで改善されることもありますので、まずは食事の見直しをします。肉中心の食事ではなく、お魚や野菜中心の食事に切り替えます。また、運動の取り入れを検討します。有酸素運動など継続して行うことで、生活習慣病の予防・改善効果が期待できるのです。