インプラントで咬めば誤嚥性肺炎になりにくくなる!
誤嚥性肺炎とは
ヒトは、生きていくためのエネルギーを得るために、食べ物を体内に取り込まなければ生きていくことはできません。つまり、食べ物を飲み込むという「嚥下機能」というのは、人間の生命の源ともいえる大事な動作だと言えます。
歯を失って噛む力が低下し、喉や舌骨の位置が下がってしまうことで、飲み込む力というのは衰えていきます。
そうすると、食べ物が誤って気管の方に入りやすくなり、そのことで肺に細菌感染症を引き起こす「誤嚥性肺炎」となり、命を落としてしまうことにもつながります。
そうすると、食べ物が誤って気管の方に入りやすくなり、そのことで肺に細菌感染症を引き起こす「誤嚥性肺炎」となり、命を落としてしまうことにもつながります。
1.食べ物を食べる時、舌骨・喉仏の飲み込む動作が働くことで、気管に入らずに食道に正常に送り込まれます。この際、0.5〜0.8秒で飲み込む動作に移っていきます。この力がない場合、誤嚥性肺炎となります。
2.食べ物を小さく噛み砕いてから飲み込むことで誤嚥を防ぐことができます。合わない入れ歯を使っていて十分に噛み切れていない場合、食べ物の塊を小さくすることが難しくなり、栄養を摂取することが困難になります。
3.インプラントにすることで咀嚼力を回復し、しっかり噛めるようになることで唾液の量は増加します。そうすると飲み込む力が改善され、誤嚥性肺炎を防ぐことができます。
飲み込む力が低下しているサイン
- 咳払いをすることが増えた
- タンが絡まりやすい
- 呼吸が浅いと感じる
- 固形物よりも液体の方が飲みにくい
- 食事中にむせたり咳き込んだりすることが多くなった
- 上を向いて飲み物を飲むとむせてしまう
- 食後、声がゴロゴロ、もしくはガラガラと鳴ることがある
- 以前に比べて声が小さくなった
- ふとした時に自分の唾液が気管に入り、咳き込んでしまうことがある
以上のようなことがある場合、気づかないうちに不顕性肺炎(唾液中に存在する細菌が肺炎を起こしてしまう)を引き起こすリスクがあります。
食べ物を飲み込む際に食べ物が気管を避けて食道に入っていく動作は、舌骨と喉仏の0.5〜0.8秒の動作によりなされますが、この力がない場合には、誤嚥性肺炎となってしまいます。