ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)
ザイゴマインプラントとは
骨が少ないのを理由に、インプラント治療を断られたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、最近では骨が少なくてもインプラントを行えるような技術がいくつも開発されてきています。
ザイゴマインプラントはそのうちの一つで、極端にあごの骨がないケースでも、頬骨にインプラントを埋めることによってインプラントを固定することができる画期的なシステムです。
ザイゴマインプラントと通常のインプラントの違い
通常のインプラントというのは、あごの骨にインプラントを埋めます。上の骨の骨量が足りない場合には、骨移植などを行って骨の量を増やし、インプラントを行うケースも多いですが、頬骨を利用することにより、骨移植をすることなくインプラントを立てることが可能です。
頬骨にインプラントというと、恐ろしく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、頬骨は非常に硬く、インプラントをしっかりと固定してくれるにはとても適している場所なのです。
その部分に通常より長い30〜52.5ミリのインプラントを、2本ないしは4本埋め込むことにより、確実にインプラントを固定し、その上に人工歯を装着することで、しっかりと噛めるようになります。
ザイゴマインプラントは、あごの骨が少ないケースで行われるオールオン4でも対応できないほど、あごの骨が極端にやせてしまっているケースにおいて適用されます。
重度に骨が吸収してしまった方でもあきらめないでください
あごの骨というのは様々な原因で吸収し、やせていってしまいます。重度の歯周病で骨を多く失ってしまった方、入れ歯を長年使っていたことであごの骨が徐々に吸収してしまった方、このような方はあごの骨のほとんどを失ってしまっており、多くの歯科医院で「インプラントは不可能です」と断られてしまうことも少なくありません。
ですが、あごの骨がいくらか残っていればオールオン4が可能ですし、それが無理でもザイゴマインプラントであれば、施術が可能です。
他院で「インプラントは無理です」と断られた方でもどうかあきらめないでください。
- 五十嵐歯科医院インプラントオぺ
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①顎模型の制作 CTより顎顔面の画像から3Dプリンターを使用してプラスチック模型製作②ノーベルクリニシャンによるコンピューター上での事前手術③歯科麻酔医による点滴などの術後のフォロー
▲このプラスチック顎模型を、CTスキャンから顎の形態を実測で制作して手術の参考にします。
ザイゴマインプラントのメリット
骨移植手術が不要
ザイゴマインプラントは、オールオン4と同様、インプラントを行うのに骨移植手術を必要としません。骨移植手術は骨を増やすのに効果的な方法ではありますが、骨が定着するまでに半年ほど期間を要すため、「治療期間が長くなる」、「さらなる手術が増えるため体の負担が大きい」、というようなデメリットがあります。
骨移植手術を避けて行えるザイゴマインプラントは、体の負担を軽減でき、治療も早く進めることができます。
手術当日に固定式の歯が入る場合と、待機する場合がある
あごの骨がなくてもできる
ザイゴマインプラントのデメリット
治療が受けられる歯科医院が限られている
長時間の手術が必要になる
ザイゴマインプラントの料金(通常価格)
ザイゴマインプラントの費用は、顎の骨が痩せてインプラント治療が困難だと診断された方にのみ加算されます。
オールオン4タイプ(4本のインプラントで12本の歯が入るタイプ)
オールオン5タイプ(5本のインプラントで12本の歯が入るタイプ)
オールオン6タイプ(6本のインプラントで12本の歯が入るタイプ)
※全て税込
・ザイゴマインプラント(チタンフレーム) 44万円
・ザイゴマインプラント(ジルコニアフレーム) 88万円
※ザイゴマインプラントの使用本数が増えた場合は価格が変更となります。
ザイゴマインプラント使用時の費用例
オールオン4+ザイゴマインプラントの場合