光機能化インプラント
光機能化インプラントとは
光機能化技術によりインプラントが骨に固定されやすくなります!
■ 未開封のインプラントでも実は劣化しています
インプラント手術では、もちろんその都度新品のものを使用します。ですが、インプラントの素材となっているチタンは、たとえ未開封であっても劣化し、製造から時間が経つにつれてだんだんと骨とくっつきにくくなることがわかっています。
となると、「新しいものを使えばいいのでは?」と思われる方もいることでしょう。ですが、実際、製造直後にインプラントを行えるわけではなく、ただ輸送するだけでもその分日にちが経ってしまいます。
■ 光機能化インプラント技術でいつでも新鮮なインプラント表面へ
でも当院の「光機能化インプラント」という技術を使えば、インプラント表面を製造直後のような新鮮な状態に戻すことが可能になり、インプラント治療の成功率を高めることができます。
インプラント治療の失敗に関わる「骨インプラント接触率」
光機能化インプラントで骨インプラント接触率を98%以上に
■ 接着スピードも4倍増しに
■ 光機能化することで、インプラント表面を血液や歯肉となじみやすく
今まで、世界中の医師や歯科医師は、インプラントというものは開封まで時間が経ってもその性能や性質に変化はないと考えていました。
例えば、通常のインプラントに水をたらすと水をはじきます(疎水性)が、これが世界中で普通だと思われていました。しかし、工場で作られた直後のチタンは、水との馴染みが非常に良い(親水性)ということが分かり、この事実により、時間と共に水との馴染みが悪くなっていくということがわかったのです。
それだけでなく、工場で作られた直後の新鮮なインプラントの周りには、多くの骨ができますが、時間が経ったインプラント(現在使われている普通のインプラント)では、 結合する骨の量が新鮮なインプラントと比べて半分ぐらいしか出来ていないということも分かりました。これは、水の馴染みが良い方が、その後に骨が良くできる、ということを表します。つまり、水への馴染みが良いと、血液や歯肉との馴染が良くなるため、骨もよりよく作られるということなのです。
光機能化技術を使えば、水を弾くようになった古いインプラント表面でも、元のように親水性に戻すことができ、骨への結合をよくすることができるのです。
光を当てる前と後でのインプラント表面の変化
光機能化インプラントのメリット・デメリット
メリット
- インプラントの成功率が高まる
- インプラントが早く骨に定着する(治療期間を早くできる)
- 難症例でもインプラントができる可能性が高まる
デメリット
- どこの歯科医院でも受けられるわけではない(導入している医院が限られる)