海外でインプラントの治療を受けた方が、日本に帰国したり長期滞在をすることになった際に、
「もし、インプラントにトラブルが起きたら…」と、不安に思うことは当然のことでしょう。
また、インプラントは定期的に通院をしてメンテナンスを行うことが必要なので、日本でも、信頼できる歯医者さんを探さなければなりません。「海外でインプラントの治療を受けた場合、日本の歯医者さんが受け入れてくれるのか心配…」と不安になってしまうこまおしれません。そんな方へ、トラブルがあったらどう対処すればいいのかと、メンテナンスの際にあると便利な情報まで、お伝えしていきましょう。
海外で受けたインプラントは日本でもトラブルに対応できる?
しかし、インプラントが掛けたり、割れてしまったり、抜けてしまうなどのトラブルが起こった場合、使用しているインプラントがその歯科医院で扱ってないものだとすると、すぐに対応するのは難しいと言えます。では、その場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
インプラントを受けた歯科医院に確認をする
インプラントの種類の確認
まず、ご自身でしなければならないことは、インプラントを受けた歯科医院に問い合わせ、インプラントの種類を確認するということです。そのときに気を付けなければならないことは、同じ種類のインプラントでも、大きさが異なれば、部品の規格や取り外しをする器具が異なってくる可能性があります。ですので、埋め込んだインプラントの「メーカー名」や「種類」だけではなく「大きさ(直径)」の確認をすることが必要になっています。また、治療する部位に合わせて異なるインプラントを使用している可能性もありますのでその点も注意が必要です。
メンテナンスについての確認
日本へ帰国する場合や6カ月以上の長期滞在の場合、噛み合わせや歯垢、歯石のチェックなどのメンテナンスについて、どうすればいいのかを掛かりつけの歯医者さんに事前に相談しておく必要があります。しかし、インプラントというのは、1年に2~3回歯医者さんの定期的なチェックを受けていれば、急なトラブルが発生する可能性はとても低いと言えます。インプラント治療には「保証制度」というものがあり、トラブルがあったときに再修復や再手術の費用を、歯医者さんと保証会社が負担してくれるのです。
しかし、治療を受けた歯科医院以外でのメンテナンスを受けることにより、保証の対象から外れてしまうケースがあるので気をつけなければなりません。保証制度に加入している方は、保証内容についても掛かりつけの歯医者さんに確認をしておくとよいでしょう。
トラブルが起きたときの確認
日本で生活しているときに、インプラントが掛ける、割れる、抜けてしまうなどのトラブルが発生した場合、または、歯茎が痛んだり腫れたりした場合はどうすればいいのかということも歯医者さんに相談しておきましょう。
日本で歯科医院を探す場合
また、インプラントを販売している業者さんに確認をすれば、日本で同じインプラントを扱っている歯医者さんを探すことが可能になります。万が一、同じ種類のインプラントを扱う歯医者さんが日本になかったら、トラブルがあった際に、どうしたらいいのかということも歯医者さんに確認しておきましょう。
トラブルを防ぐために
また、食事をした後にも注意が必要です。インプラントは人工の歯のためにむし歯になることはありませんが、歯周病になってしまうとインプラントに良くない影響を及ぼしトラブルを起こす原因となってしまいます。そうならないためには、インプラントを入れた際に受けた歯医者さんからの歯磨きの指導を守り、毎日のケアをしっかりと行ってください。お手入れをきちんと行うことよりインプラントだけではなく周囲の歯の健康も維持することが可能です。